PHANTOM MINDS

ファントム・マインズ

「PHANTOM MINDS」（ファントム・マインズ）は、水樹奈々にとって21枚目のシングルで、2010年1月13日にキングレコードからリリースされました。このシングルは、彼女の前作「夢幻」からわずか3ヶ月で発売された、2ヶ月連続リリースの第一弾でもあり、20代での最後のシングルとなる重要な作品です。さらに、英語タイトルのシングルとしては「Trickster」以来のもので、全収録曲にはタイアップが付いています。

このシングルは、前作と次作「Silent Bible」と同時に制作されたため、収録された新曲の合計は12曲に達し、これは通常のフルアルバムよりも多い数となっています。特に、このリリースは78日間隔で行われ、新たな記録を樹立いたしましたが、すぐに次作の発表があったため、この記録はさらに更新されることとなります。

テレビ初披露

「PHANTOM MINDS」は、2010年1月10日に放送されたNHK総合の『MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP.2』にて、水樹奈々自身が出演し、テレビ初披露を果たしました。このパフォーマンスは、2009年11月にNHKホールでのライブから収録されたものです。さらに、同曲は2010年12月31日の『第61回NHK紅白歌合戦』でも歌唱され、多くの注目を集めました。

チャート成績

リリース後、2010年1月25日付のオリコン週間シングルチャートでは、水樹奈々自身および声優として初めての週間1位を獲得しました。この快挙は、前年に初めて週間1位を獲得したアルバム『ULTIMATE DIAMOND』以来2作目の記録であり、シングルとアルバムの両方での首位獲得を達成したことになります。初動売上は54,000枚で、前作「夢幻」よりも9,000枚増加し、累計販売数も自己の最高記録を更新しました。

継続して、2010年1月12日付オリコンデイリーチャートで1位を獲得し、その後も7日間連続で1位を維持しました。また、翌週の週間チャートでは5位にランクインし、2週連続でのトップ5入りも達成します。

収録曲について

「PHANTOM MINDS」に収録されている楽曲は、仲間や絆、愛などをテーマにした内容が共通しています。具体的な収録曲は以下の通りです。

• - PHANTOM MINDS: 劇場版『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』の主題歌であり、歌詞には興味深い工夫がなされています。
• - Don't be long: 挿入歌として、強い想いや鼓動を感じさせる楽曲です。
• - Song Communication: 日常に根ざしたテーマを持つ応援ソングで、過去の仲間がコーラスとして参加しています。
• - 十字架のスプレッド: アーケードゲーム『シャイニング・フォース クロス』の主題歌で、仲間との絆が描かれています。

結論

「PHANTOM MINDS」は、水樹奈々の音楽キャリアにおいて大きな位置を占めるシングルであり、数々のタイアップとともに、彼女のアーティストとしての成長と進化を象徴する作品です。ファンにとっても思い入れの深い楽曲が詰まっていて、今後の音楽活動に向けた大きなステップになっています。

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